白い楚々とした花が咲く潅木。
陽射しの強くないところに向いている。
秋には黒く熟した光沢のある実が美しい。
茶花にも用いられる。

山地に生える高木。
丸みをおびた葉の形が
図案のようでかわいらしい。
寒冷な地域ではひときわ美しく紅葉する。

土がないと庭とは言えないのでしょうか。
ある程度のスペースがないと庭とは言えないのでしょうか。

爽やかな緑の一枝を花瓶にいけても、
それは心安らぐ庭と言えると思います。

土がなくても木陰を楽しむ樹木を植えることはできます。
工夫して、樹木が長く育つ土とプランターを使えば可能です。

小さなスペースだから、大切に使いたいから時間をかけて、
いろんな可能性を、「う～ん。」とうなりながら考えるのです。

幸せなことに、土があって、ある程度のスペースが取れるなら
更に広い緑の空間ができます。

一度に完成させてしまうような勢いで作らなくても、
5年先、10年先のことを考えて、少しずつつくってもいいと思います。

K邸はこんな無愛想な空間が、時間をかけて、考えながら作っていったら
緑豊かな気持ちのよい場所になりました。

施工前

施工後

陽射しを求めて伸びていく
枝や幹に趣がある。
樹姿が美しく、繊細な葉のため、
新緑や紅葉時の
木漏れ日の美しさが目を引く。

イロハモミジの変種で、
イロハモミジより大ぶり。
葉が大きいだけに野趣を感じさせる。
イロハモミジとの対比がおもしろい。